皆様、こんにちは。はちみつ美容研究家はちみつ姉妹です。

今年は梅雨があっという間に明け、歴史上最短でしたね。この時期は慢性疾患をお持ちの方は症状が悪化します。また、湿気で体調を崩します。私たちのところには、日々多くの方から様々な不調に対する問合せがあります。不調を改善するのにはちみつを利用したいと思っている方が多く、嬉しく思います。しかし、はちみつが皆様の目的を果たすようなものであるためにはいくつかの条件がございます。
前回はマヌカハニーが『はちみつの王様』と言われる所以についてお伝えしていました。マヌカハニーの効果効能や活用方法など詳細に入る前に今回はしっかりと美容と健康に働く『本物のはちみつ』とは一体どんなものなのか？を説明したいと思います。

【本物のはちみつとは？】

はちみつの元となるのは“植物の蜜”です。
はちみつには“花の蜜”と“樹の蜜”から出来るはちみつがあります。ヨーロッパでは“樹の蜜”から出来る『甘露蜜』と言われるはちみつが人気ですが、日本ではなかなか『甘露蜜』を見つけることは難しいかもしれません。
日本に多く流通しているのは“花の蜜”から作られる『単花蜜』と『百花蜜』の２種類です。
マヌカハニーは単花蜜になります。 そして、これらのはちみつは単なる“花の蜜”ではありません。
ミツバチは花の蜜を吸い、胃の中にためて巣に運びます。そして、巣で待つ別のミツバチに口移しで蜜を渡し、今度は巣の中のミツバチの胃の中に蜜が入り、六角形の巣房に吐き出して蜜をためていきます。この一連の流れにおいて、ショ糖であるただの“花の蜜”はミツバチの体内酵素（インベルターゼ）により、果糖とブドウ糖という単糖類（それ以上分解されない最も小さい糖）へと分解され、はちみつに変化していきます。これに蜜と一緒に運んできた花粉やミツバチ自身が作り出すロイヤルゼリーなどが加わり、更にはミツバチ自身の羽で風を送り、水分量の多い蜜を水分が約20％前後になるまで蒸発させてはちみつを作るのです。
しかし、巣の中は非常に湿度が高いので再びはちみつが水分を吸収してしまいます。 それを防ぐために体内から分泌されたロウで六角形の巣房一つ一つにフタをし、熟成させてはちみつを完成させます。

本来、はちみつはこの様に人の手は一切加わることなく、作られていきます。蜜源植物だけでなく、その土壌もとても大切になってきます。
また、ミツバチの種類やミツバチの状態、その環境によってもはちみつの性質は大きく変化します。
そのため、ミツバチへの抗生物質の使用を法律で禁止している国や蜜源植物に対する農薬の使用を禁止している国もあります。また、ミツバチ自身の餌にはちみつや花粉以外を与えてはいけないことなどが定められている場合もあります。が、多くは養蜂家さん自身に委ねられるのが現状でしょう。

本来のはちみつは、非加熱で成分が生きています。はちみつそのものにエネルギーがしっかりあるのです。
はちみつの成分は、ブドウ糖・果糖の他、麦芽糖やオリゴ糖、タンパク質、アミノ酸、酵素に豊富なビタミンB群、ビタミンC、E、K、葉酸、ビオチン、更にはカリウム、ナトリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄、亜鉛、硫黄、リン、ケイ素などのミネラルが豊富に含まれています。 人工的ではなく、自然の流れで作られた生きた強いエネルギーを持つはちみつだからこそ、美容と健康にしっかりと働くことを忘れないで下さい。
マヌカハニーも例外ではありません。効果が期待できるマヌカハニーとそうでないものがあります。